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株主・投資家の皆様へ

トップインタビュー

北陸の足場をもう一度固め、QSC向上と人財育成を徹底したい。 代表取締役社長 後藤 克治

株主の皆様におかれましては、平素より格別のご高配を賜り、心から厚くお礼申し上げます。
第48期の報告をいたしますので、ご高覧を賜りますようお願い申し上げます。
- 第48期は増収減益と言う結果になりました。

 第48期は、新たな業態への取り組みもあり、過去最高の営業収益をあげることができましたが、出店にかかる費用が先行したことや、その他のコストアップ要因等から、減益となりました。
 まず、1年を通して不順だった天候により、お客様の出足が鈍るとともに野菜など原材料費の上昇に悩まされました。特に、和食部門は今冬の災害的な豪雪で予約のキャンセルが相次ぎ、2月の単月収支としては私が社長に就任して以来、初の赤字となりました。
 天候以上に大きな要因となったのが人件費の上昇です。北陸は有効求人倍率が全国有数の高さで、一段と深まる人手不足に対応し、人財の確保・定着に力を入れた結果、求人費を含む人件費を増加させることになりました。

- 新たな挑戦はいかがでしたか。

 外食事業に「パーキングエリア部門」を新設し、昨年7月、北陸自動車道・徳光PA(パーキングエリア)内に「金澤8(エイト)キッチン」をオープンしました。PAでの飲食・お土産品販売という新業態に進出したのは、店内に券売機やタブレット端末、電子マネー決済システムなどを導入し、外食産業が直面する人手不足対策や今後のキャッシュレス社会に備えてノウハウを蓄積する狙いからです。また、お土産品に対する消費者の嗜好やニーズを把握し、外販事業に活かしたいと考えての挑戦でした。
 収支的には、まだまだ軌道に乗ったとは言えない状況ですが、飲食メニューや販売商品の見直しとブラッシュアップを図り、魅力的なイベントを企画して集客力を高めていきます。

- 第49期は、新規の取り組みが多くありますね。

 らーめん部門では、今年4月、直営店の8番らーめん今江店(小松市)を全面改装オープンしました。50席程度のコンパクトな規模で、生産性が高く、働く人の負荷を軽減するレイアウトが特徴です。少子高齢化、人手不足時代に対応したモデル店と位置づけており、今後、直営店、加盟店を問わず店舗設計の基本にしていきます。

寿し居酒屋「長八富山駅前店」

富山県の食材を中心に、上質なお料理を提供する寿し居酒屋「長八富山駅前店」。雷鳥、剱岳、雪の大谷等、富山の自然をモチーフにした空間でお食事をお楽しみいただけます。

 和食部門では、寿しと手造り料理が自慢の長八富山駅前店を同じく4月、駅前の再開発ビル内にグランドオープンしました。長八の理想形をここで完成させたうえで、長八を「接待やお祝いなども想定したグレード感の高い割烹」、八兆屋を「同僚や仲間同士が楽しめる居酒屋」として、料理、食材、接客サービス、器、内装にいたるまで、こだわりをもったブランド展開を図っていく考えです。

寿し居酒屋「長八富山駅前店」

富山県の食材を中心に、上質なお料理を提供する寿し居酒屋「長八富山駅前店」。雷鳥、剱岳、雪の大谷等、富山の自然をモチーフにした空間でお食事をお楽しみいただけます。

 和食部門では、寿しと手造り料理が自慢の長八富山駅前店を同じく4月、駅前の再開発ビル内にグランドオープンしました。長八の理想形をここで完成させたうえで、長八を「接待やお祝いなども想定したグレード感の高い割烹」、八兆屋を「同僚や仲間同士が楽しめる居酒屋」として、料理、食材、接客サービス、器、内装にいたるまで、こだわりをもったブランド展開を図っていく考えです。

 新たな業態として、(株)ペッパーフードサービスのフランチャイズチェーンに加盟し、今年4月、イオンモール新小松店に「ペッパーランチ」を出店しました。新小松店に8番らーめんEXPRESSを出店していることで生まれたご縁です。生産性の高いペッパーランチの店舗づくりやノウハウを学ぶとともに、海外13カ国で300店舗以上を展開する同社と情報交流を行うことは、当社の海外戦略にも大いにプラスに働くと期待しています。

道の駅「めぐみ白山」内のレストラン「地産百膳 風土ぴあ」

道の駅「めぐみ白山」内のレストラン「地産百膳 風土ぴあ」のカフェコーナーでは、オリジナルのサンドイッチやスムージーを各種取り揃えています。

 また、白山市の国道8号沿いにオープンした道の駅「めぐみ白山」では、レストラン「地産百膳 風土ぴあ」の運営を開始しました。里、山、海の旬の幸がそろう地域の特色を活かしたメニューを提供しています。この土地ならではの付加価値と手づくり感を前面に出してアピールし、収益の基盤強化に寄与する事業に育てたいと思います。

道の駅「めぐみ白山」内のレストラン「地産百膳 風土ぴあ」

道の駅「めぐみ白山」内のレストラン「地産百膳 風土ぴあ」のカフェコーナーでは、オリジナルのサンドイッチやスムージーを各種取り揃えています。

 また、白山市の国道8号沿いにオープンした道の駅「めぐみ白山」では、レストラン「地産百膳 風土ぴあ」の運営を開始しました。里、山、海の旬の幸がそろう地域の特色を活かしたメニューを提供しています。この土地ならではの付加価値と手づくり感を前面に出してアピールし、収益の基盤強化に寄与する事業に育てたいと思います。

- 海外展開でも、成長著しいベトナムで新たにフランチャイズ契約を締結しました。

 パートナーは、ベトナムで流通や海外外食のフランチャイズ事業を手がける大手企業です。タイや香港と同様、ベトナムにおける「8番らーめん」ブランドの商標およびノウハウの独占的使用権と店舗展開権を付与する契約です。
 当社としても、研修を含めた全面的なバックアップ体制で年内に1号店を開店し、10年で50店舗ほどに拡大できればとの夢を温めています。目ざましい経済発展を続けるベトナムなら実現する可能性は高いですし、現在、124店舗を展開するタイのように、「8番らーめん」をベトナムにおいても外食のトップブランドにしたいと意気込んでいます。

- 第49期の位置づけと抱負を聞かせてください。

 前期は今後の事業展開や方向性を見つめ直す機会になり、反省の中から多くのヒントが得られたと感じています。ひとつは、ホームグラウンドである北陸の足場をもう一度しっかり固めることで、外食産業の生命線であるQSC(品質・サービス・清潔)の向上と人財育成を徹底します。
 この一環で、直営店の従業員を対象にした「おもてなしの心 接客コンテスト」「和食部門料理コンテスト」を初めて開催しましたが、創意工夫や店の一体感の深まりに手応えを感じました。
 社会貢献への取り組みとしては、「食の安全・安心 8番こども応援プロジェクト」が進行中です。これは、北陸3県の幼稚園と保育園を対象にした手洗い教室プログラムで、オリジナル曲「バン♪バン♪8番」の踊りも採り入れ、園児が楽しく参加できると好評を頂いています。
生産性を高めるためのIT投資も進め、管理部門を中心とした事務の効率化やペーパレス化などを推進する計画です。

食の安全・安心 8番こども応援プロジェクト

楽しく「バン♪バン♪8番」を歌って踊ったあと、手洗い教室で正しい手洗い方法を紹介しています。

「おもてなしの心 接客コンテスト」・「和食部門料理コンテスト」を実施

 8番らーめん店舗を対象とした「8FCフレンドシップフェスティバル『接客部門』『調理部門』」を約20年に亘り開催してきましたが、今期はじめて、和食部門・パーキングエリア部門も含めた直営全店を対象に、接客力の向上とより良いおもてなしを実践できる人財の育成を目的とした「おもてなしの心 接客コンテスト」と、和食部門の料理人の技術向上と新商品の開発力を磨くことを目的とした「和食部門料理コンテスト」を開催しました。予選を勝ち抜いたファイナリストたちは、それぞれが持つ能力を存分に発揮し、決勝大会では最高のパフォーマンスを披露してくれました。その過程において、お互いを高め合い、仲間と協働し自己成長する姿が見られ有意義な大会となりました。今後も、さらに内容のブラッシュアップを行い、継続して開催してまいります。

おもてなしの心 接客コンテスト・和食部門料理コンテスト