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株主・投資家の皆様へ

トップインタビュー

迎える創業50年は原点回帰の好機。「ご縁」「ありがとう」「お陰様で」を新たな歴史を刻むキーワードにしたい。 代表取締役社長 後藤 克治

株主の皆様におかれましては、平素より格別のご高配を賜り、心より厚くお礼申し上げます。第47期の中間報告をいたしますので、ご高覧賜りますようお願い申し上げます。
- 北陸新幹線開業から1年余が経過し、新幹線波及効果が顕著に現れた第46期に比べて後退感が否めません。現状をどう見ていますか。

確かに、外食事業では、開業効果の恩恵を一番受けたJR金沢駅周辺の和食部門店舗に落ち込みが見られます。とはいえ、新幹線開業前の一昨年に比べると数字は上回っており、今上半期の成績も想定内のもので心配していません。一方、らーめん部門は、堅調に推移しています。最も懸念していた地元客のハチバン離れが起きていないことの何よりの証しでしょう。ひとつ気になることがあるとすれば、お客様一人あたりの消費金額の低下です。デフレ脱却が思うように進まない経済情勢を映しているからかもしれません。
外販事業は今期、将来を見すえた付加価値の高い商品開発と販路開拓が必要と考え、販売の在り方も含めて「変革の年」という目標を掲げています。売上の数字自体は悪くはありませんが、上半期は正直、その対応に手をつけることができず、今後、着実に進めなければと反省しています。

- 上半期を振り返って最も心を砕いた点は何だったでしょうか。

教育、採用をはじめとして「人材」に尽きるというのが率直な感想です。人手不足感はますます強くなっており、職場環境をさらに改善していくとともに、サービス業で働く人材に何が求められるかを、もう一度、原点に立ち返って徹底し、全体の意識を高める必要があります。よく商売の手本として取り上げられるのが、"三方良し"(売り手良し)(買い手良し)(世間良し)を哲学とした近江商人です。ハチバンが50年近い歴史を刻んでこられたのも、創業者がこの"三方良し"を実践してきたからだと思います。ですが、歳月が流れ人材も変わる中で、創業の原点が次第に忘れ去られていないだろうか。そんな不安が時折、頭をもたげます。外食産業は教育産業であるとも言います。変化のスピードは年々早くなっており、それに対応できる人材を育てるには、これまで以上の質と量の教育が不可欠だと考えます。

教育、採用をはじめとして「人材」に尽きるというのが率直な感想です。人手不足感はますます強くなっており、職場環境をさらに改善していくとともに、サービス業で働く人材に何が求められるかを、もう一度、原点に立ち返って徹底し、全体の意識を高める必要があります。よく商売の手本として取り上げられるのが、"三方良し"(売り手良し)(買い手良し)(世間良し)を哲学とした近江商人です。ハチバンが50年近い歴史を刻んでこられたのも、創業者がこの"三方良し"を実践してきたからだと思います。ですが、歳月が流れ人材も変わる中で、創業の原点が次第に忘れ去られていないだろうか。そんな不安が時折、頭をもたげます。外食産業は教育産業であるとも言います。変化のスピードは年々早くなっており、それに対応できる人材を育てるには、これまで以上の質と量の教育が不可欠だと考えます。

- 来年2月には創業50周年を迎えます。どんな計画がありますか。

後藤長司ラーメンわが人生

50周年は原点回帰の好機であり、「ご縁」「ありがとう」「お陰様で」を社員、パートタイマー、加盟店のすべてで共有し、お客様にハチバンの魅力をあらためて感じていただけるよう全力をあげる覚悟です。ご縁があって来店されるお客様やお取引先様への感謝の気持ちと謙虚さを常に忘れず、最高のサービスの提供と誠実な取引をすることが、ハチバンを次のステージへと飛躍させるカギだと確信しています。その一環として、創業者の歩みをまとめた書籍『後藤長司ラーメンわが人生』(1994年5月18日発刊)を復刻し、また社内に会社の使命や大切な心がけを繰り返し浸透させるための社歌を制定します。株主様には期末に記念配当を予定しており、11月には株式価値の向上策として、自己株式の一部を消却しました。

後藤長司ラーメンわが人生

50周年は原点回帰の好機であり、「ご縁」「ありがとう」「お陰様で」を社員、パートタイマー、加盟店のすべてで共有し、お客様にハチバンの魅力をあらためて感じていただけるよう全力をあげる覚悟です。ご縁があって来店されるお客様やお取引先様への感謝の気持ちと謙虚さを常に忘れず、最高のサービスの提供と誠実な取引をすることが、ハチバンを次のステージへと飛躍させるカギだと確信しています。その一環として、創業者の歩みをまとめた書籍『後藤長司ラーメンわが人生』(1994年5月18日発刊)を復刻し、また社内に会社の使命や大切な心がけを繰り返し浸透させるための社歌を制定します。株主様には期末に記念配当を予定しており、11月には株式価値の向上策として、自己株式の一部を消却しました。

- 下半期から来期に向けた店舗展開や特徴ある取り組みはどうですか。

事業拡大の試金石は、まず、巨大なマーケットである首都圏にらーめん店を出店できるかどうかだと考えています。品質が天候や気温などに左右されない冷凍麺を開発し、スピーディーな調理、均質な味を提供できる新業態のモデルを完成させており、実証店舗としてまず石川県内の大規模商業施設内に出店します。そこで発生する問題点をクリアした後、首都圏に攻め上がる計画でいます。
もうひとつの柱は、商品開発力と接客サービスを向上させる"ハチバンスクール"の開設です。商品やサービスをブラッシュアップしていく上で何よりも重要なことは、お客様の反応や評判をダイレクトにキャッチすることです。そのため、現在、石川県川北町のハチバンフーズパーク内にある関係する部署や設備を、お客様にいちばん近い場所として、店舗に隣接した場所に移し、ここを"ハチバンスクール"として商品開発と人材育成の新たな拠点としていく考えです。

事業拡大の試金石は、まず、巨大なマーケットである首都圏にらーめん店を出店できるかどうかだと考えています。品質が天候や気温などに左右されない冷凍麺を開発し、スピーディーな調理、均質な味を提供できる新業態のモデルを完成させており、実証店舗としてまず石川県内の大規模商業施設内に出店します。そこで発生する問題点をクリアした後、首都圏に攻め上がる計画でいます。
もうひとつの柱は、商品開発力と接客サービスを向上させる"ハチバンスクール"の開設です。商品やサービスをブラッシュアップしていく上で何よりも重要なことは、お客様の反応や評判をダイレクトにキャッチすることです。そのため、現在、石川県川北町のハチバンフーズパーク内にある関係する部署や設備を、お客様にいちばん近い場所として、店舗に隣接した場所に移し、ここを"ハチバンスクール"として商品開発と人材育成の新たな拠点としていく考えです。

- 今年8月の本店移転や海外展開も含め、今後の展望をうかがいます。

旧本店は私が高校を卒業してから数年間、なかば住み込みで働いた場所だけに人一倍想い入れがあり、閉店の日は感慨深いものがありました。同時に、新本店に何度も足を運んでくださる常連様を見るにつけ、当社がいかに地元愛に支えられているかを痛感します。今後、旧本店跡地に記念碑を建て、「創業の地」と「商いの心」の2つの原点を伝え続けたいと思います。
拡大の続くタイでは第二セントラルキッチンを建設するとともに、物流の一元化を進め、経営の効率化に取り組みます。外食産業の競争が激しくなっており、接客サービスの向上も待ったなしです。また、香港では著名な集客施設への新規出店を目指すなど、ブランド力を着実に高めていきたいと思います。
いずれにしても、ハチバンは50周年を機に原点に立ち戻って学び、次なる50年のビジョンを描き、形にしていかなければなりません。その指針となる新中期計画が重要であり、策定にあたっては各部門の責任者や現場の声を吸い上げる手法でまとめ、全社が一枚岩となり、社員が能動的に働く体制や環境を整えてまいります。